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旅行記:北海道の全駅を取る 7日目


さゆりんです。

 

北海道の全駅を取る旅の7日目になりました。旅行自体は7月の話なので記事にするまで随分と経ってしまいました。

 

この7日目は北海道制覇のラスボス的存在である宗谷本線を取りに行きます。なぜこの宗谷本線がラスボスなのかというとこの図で分かっていただけると思います。

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北海道の幅の半分近くにもなるほど長い、ひたすらに北へ北へと向かう路線、それが宗谷本線になります。かつては樺太連絡も担うような路線でした。

 

もしこの道中で何か起こった場合は他に連絡される交通機関がほとんどないので行程には十分に余裕を持つ必要があります。また、道路のほうも海岸線沿いのほうが整備されているのでバスを途中から利用するというのも難しいです。

 

今回はこの宗谷本線の北の端である稚内駅まで向かい、更に図中で赤丸した日本の北の端とされる宗谷岬まで行きます。この往復だけで1日がかりの行程となっています。

 

旭川駅

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稚内へは特急で乗り換えなしですが、そもそもたどり着くのは3時間半以上かかります。今回使用していたフリー切符は指定席も6回まで使用できるのでこの稚内往復でこの権利を使用したいと思います。

12:40 稚内

日本最北端の駅、稚内駅に到着です。日本最北端の地宗谷岬まではここからバスで進む必要があるので乗り換えます。

日本最北端というのもあり、各地から稚内までの距離をお知らせしてくれる看板もつけられています。旭川からでさえ259.4kmあるらしく、東京からであれば浜松以遠になるとんでもないスケールになっています。

 

大都会札幌からは396.2km、これは東京からなら岐阜羽島駅まで行くく以上の長さになっています。そんなところまで直通の特急列車が出ているのはとんでもないですね。

 

首都東京からの距離は1547.9km、もはやこの距離を鉄道だけで移動する人は熱心な鉄道好き以外いないと思います。東京から西方面に出たら鹿児島中央駅ですら突破してしまう距離になっています。

日本最南端の有人駅である指宿駅からは3057.4kmもあるそうです。こうなってくると羽田空港からグアムに行くよりも長いとかそれぐらいのレベルになっています。こんなに長大な距離を鉄道で移動できるとはとんでもないですね。

 

そして日本最南端のJR駅である西大山駅とは3068.4kmとのこと。先ほどの指宿駅から見て誤差レベルの距離ではありますが更に長大です。もしこんな距離を鉄道だけで移動しているような人がいればそれはとんでもないですね。

※沖縄モノレールを含めたら日本最南端の駅は赤嶺駅さー

 

そしてこの稚内と友好都市締結している日本最南端の路線指宿枕崎線の終着駅である枕崎駅との距離は3099.5km!時速60kmで直線で走り続けたとしても51時間もかかる距離です。これはもう正しくとんでもない距離です。枕崎駅から稚内駅まで青春18きっぷで移動するような人はまさか存在しないとは思いますが、もしそれを成し遂げた人がいたら誇るべきことだと思います。

 

 

 

因みに稚内駅から北側は回送線が伸びていたりもせず、線路は途切れています。そのため正真正銘日本最北端の線路ということになっています。列車の行き違いも一つ先の南稚内駅で行われるようです。

 

稚内駅が日本最北端の線路というのは厳密に嘘で、稚内駅前の広場みたいになっているところが何でもありの線路としては最北端です。ただし当然車両が通ることはありません。この線路はあくまで広場の中なので、心行くまで自由に撮影することができます。

 

13:20 宗谷岬

自由に立ち入れる日本最北端の地である宗谷岬に到着しました。日本縦断系の企画でも有名なところですね。

日本最北端の地から少し北にある岩に鳥が止まっていました。この鳥が更に最北端でしたね。

宗谷岬の周りは公園となっていて、帰りのバスまでの50分間しっかりと堪能しました。見晴らしのいい丘もあるので、そこから眺めるのも良いですね。

 

稚内駅に戻りました。帰りの特急までは2時間近くあるので稚内駅で過ごします。稚内駅は商業施設が併設されており、休憩所、バスの窓口、コンビニ、お土産屋さん、飲食店と映画館が直結しています。トイレも屋内の綺麗なものがあるので長時間待つのにも安心です。

ちょっとした記念撮影ができるスポットや休憩スペースを活かした企画展のようなのも用意されていました。ゆるい見た目しているキャラも可愛いですね。

 

時間さえ合えばT・ジョイ稚内で映画を見ることもできます。鬼滅の刃無限列車編が稚内駅を出る列車よりも多いと話題になったこともありましたね。

 

企画展のところでは、地元で撮影された写真がたくさん掲載されていました。稚内は写真撮影目的で来るのにも良さそうな場所ですね。

 

17:44 稚内

帰りはこの特急に乗り、行きと同じく旭川まで行きます。色合いが行きとは違う車両で、増結車といわれるオマケの車両がくっ付いているタイプでした。

 

本日は旭川宗谷岬の往復で終了!旭川に着くのは21:26となり、この日はこれにて終了です。

ちょうどこの日は東京オリンピックの開会式がある日だったので入場行進の一部は車内で見ることになりました。日本選手団はホテルついてから無事視聴済です。

 

 

本日の制覇路線

完乗

宗谷本線